2013年10月 |
1日(火) お昼休みの時間、きょう自分が着ている服の名はなんというのだったか思い出そうとしてました。まあ、つなぎ、を着ていたのですが、購入時の品目名というか、そういう服の種類としての名まえ、があったはずなのに思い出せない。オールインワンじゃなくて、サロペットじゃなくて、ええと……。 そういえば靴下というのは衣服のなかでも群をぬいて過酷な環境にあって、まさに消耗品なわけですが、実用としてではなくファッションとしての靴下ってのがあるわけで、三足¥1050よりお高い、一足いくらで買うようなものはあまり消耗させないように工夫がいるのだろうと思います。今年の5月から、7月半ばくらいまででしょうか、まあ素足の季節になるまで、「おしゃれソックス」をはくときには、薄手の五本指くつしたの上から重ねるようにしていました。最初この「インナーソックス」を3枚用意していたんですが、まあさすが過酷なだけあってかなりの早さで指のさきに穴があく。なので二足ほど買い足しましたが、あっというまに一足のみになり、素足の季節になったことだし、おしゃれソックスも単品使いするようになりました。そして本日、5月に購入したおしゃれソックスが一足を、インナーソックスなしで着用したんですが、たぶん単品着用は3回か4回めだったと思うのですが、家帰ってきたら穴あきになっていました。くつしたがダメになるサイクルってのは、日常的にくつしたを着用する人類平均でいうと、どのくらいなんですかね? フットカバーとか、たまに1回でアウトだしね。 端末がいよいよヤバいかもしれません、きのうは1回で立ち上がらなかったし、キィの反応とかめっちゃ遅い。友人からもらった白ワインでごきげんほろよいの母が「あたらしいの買っちゃおうよ」といってくれましたが、兄に「自分の金で買いなさいね」と釘をさされてしまったので、うむ、どうしよう。金はない。 服の名まえは結局検索しました、コンビネゾンでした。 2日(水) 見たアニメ:進撃の巨人 第25話「壁」 3日(木) インナーソックスは指じゃなくて指の付け根がすぐ擦り切れるんだ、訂正。 1年ほどほったらかしていたのできのう美容院に行ってまいりました。洗髪してもらうのすごい好き。さくらももこのエッセイで、お家でいつでも洗髪してくれるひとがいれば雇いたい、みたいなのありましたけど、まさに。毎日ひとに洗ってもらいたい。急に思いたってヘッドスパでクーポン検索とかしちゃいましたが、いいなあヘッドスパ。はふう。 さてきょうもノートパソコンはいろいろと不安定。おとといよりは反応いいけど。いちおう、なんかこの不調のきっかけになった気がする、webアーカイブからサルベージしたファイルはUSBメモリに移して削除。Cドライブのクリーンアップも行いました。で、そのあとデフラグの最中にまたも青の画面(なんか英語で「コンピュータをダメージから守るためにシャットダウンするよ!」って宣言してるやつ)が出てきた。立ち上げなおしたら、セーフモードにもならずふつうに動いてはいる。しかし不穏。なにより、いろいろ熱くなりすぎだと思うんですよね……ハードディスクが回転しすぎ? なの? 保冷剤で冷やしつつ使っているのだけど、効果があるのかどうかは知らん。あとちょっとまえはときどき鳴いてた。それではじめてPCの「コイル鳴き」という現象を知ったのだけど、あれって立ち上げてないときに鳴くもんですかね……。 まだしばらくだいじょうぶ、な気もするし、あすにでもオシャカになる気もします。 5日(土) 読んだ漫画:『ハイキュー!!』第8巻、古舘春一、集英社ジャンプコミックス、2013年 『暗殺教室』第6巻、松井優征、集英社ジャンプコミックス、2013年 7日(月) 友人の結婚式、披露宴に出席してきました。平日にやるの?と各方面から確認されまくったんで、あいつうっかり日付まちがえてんじゃねーのとほのかに不安になったりしましたが、そんなこともなく。船上だっつうんで、挙式は船長さんが出てくるのかな、と思ってたらやっぱりそうだった。いまふいと疑問がわいたけど、船長さんが式を執り行うあいだ、船舶の運航責任は一時的にだれかに委譲したりしてんのかしら。 Barbossa! Marry us! そういやお色直しの入場曲がPotCのテーマで、新郎新婦が剣戟やりながら登場した。新婦はフラメンコダンサーです。おもしろいよ! ばか! 読んだ雑誌:週刊少年ジャンプ2013年45号 8日(火) 先日須賀しのぶの「芙蓉千里」シリーズを全4冊になった文庫版でいっき読み(といっても2日間くらい)したのだけど、『帝国の娘』以降の流血女神伝も角川文庫で順次刊行してくれないかなあと思ってる。当時『砂の覇王』が続いて刊行にならなかったため、母と「あまり売れてないのだろうか」などと勝手な心配をしていました。いまでもちょっとしてる。 なんかひさしぶりにちょっと風邪っぴきみたいな症状がのどの奥にわだかまっているので、これまたひさしぶりに薬を飲んで、そしてもう寝ます。 9日(水) そんなわけで8日はあったか下着を着込み、水分(アクエリアス)を飲んで寝ました。そんで父の用事をする以外は厚着のまませっせと水分摂取して寝ていました。なんとなーくだるかった手足もしゃっきりしてきて、夕方に着替えて、それではじめて「きょうは暑かったのか」と気づいた。 デビュー作がいつまでもついてまわるより、最新作が話題になるほうが作家としても本望だろう。読者の年齢が若返るのもいい。「デビュー作にすべてがある」ということば、そもそも最初の出典はどこになるんだかよく知らないし、かつては「そうだよな、なるほどねえ」と思ってはいたけど、デビュー作にすべてがある作家は、常に同じものを反復して描く作家で、常に一定のファンはつくけれど新規開拓はできない、まあそれもひとつのかたちではあるし、あえてそこを狙って「同じもの」を生産するやり方もあるので、うん、結論がみえなくなってきたけど、「むかしのほうが好きだった」という言いかたはありだけど「むかしのほうが(作品の出来が)よかった」というのはたぶん正しくないというか、個人の好みに還元できちゃうのだから、したり顔で言わないほうがかっこいいであろう。 そもそも「むかし読んでたんだけど、最近はおもしろくなくなっちゃった」という現象はさみしいことなので、「むかしのほうがよかったけど、最近のはおもしろくない、だめだ」というのは「自分へのダメだし」になるので、その視点がないとすごくまぬけな感想をさらすことになるから、そこらへん鈍感にならないようにしたい、自分のために。 新刊を読むたび「あれ?」となって、「あれ?」が降り積もって読まなくなった作家は宮部みゆきと長野まゆみですが、またなにか読みたいなとも思う。ちなみに新刊を常に追いかけていたわけではない綾辻は、いつ、なにを読んでも、おもしろいのです。 読んだ本:『another エピソードS』綾辻行人、角川書店、平成25年(2013年) 10日(木) TVでシニアアスリートの話をやっていて、うーんすごいなあと思っていたけど番組のなかで医者が「アンチエイジング」がどうのと口走ったのでじゃっかん白けた。そういう話ではないと思うの。実際番組のつくりもそういう話ではなかったとは、思うのだけど……。アスリートの話をしてるんだと思ったら、「がんばってるじいちゃんばあちゃんの話」なのかよと、そこはかとなくがっかり感。がんばってるおじいちゃんおばあちゃんは、もしかしたらどこかから(どこだ?)反発があるかもしれませんが、「かわいい」ので、いいんですけど。「がんばってるおじいちゃん・おばあちゃんアスリート」という切り口プリーズ。 ところでこれは老化かなあ、と思うのだけど、手が、なんか、思ったような動きをしないというか、思いがけない動きをするというか、9月に小銭を財布にしまおうとしてぽぅんとはじいたみたいに落っことしてしまいましたが、きょうは手にもった漫画の単行本をはじいて台所の洗い桶にダイブさせてしまいましたよ。なんじゃろう。「はじく」っていうか実際なにが起こったのか把握していないのだけど。 兄が産経アプリの通知を受けて「(ノーベル文学賞)村上春樹が受賞したって?」と帰宅したので、しばし自分のiPhoneでおのおの事実確認。結局誤報だったわけですが、ノーベル賞公式サイトで発表の動画をみていて、そんなことより、ううん、あの受賞者発表してるひと、何語でしゃべってんの? と。文学賞はスウェーデン・アカデミーが担当しているってことはスウェーデン語なの? でもあれだ、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を見たとき思ったけど、スウェーデン語ってもっとずっと、「あれ、英語?」感あったよね? などなど聞いていたら、英語に切りかえてしゃべりだして、それがだいぶクセのある英語で、だから結局「クセのあるスウェーデン語」をしゃべっていたのではないかとか、勝手に思う次第。 11日(金) 自分は高校のときに友人が「(借りた本が)ノルウェイの森の上に置きっぱなしだ」というのをきいて、針葉樹林の写真集だと思っていたくらい、村上春樹を知りませんでした。いまでも読んだことありませんが、カポーティ訳でなら知ってる。そして文藝春秋から2002年に出した(2009年に文春文庫)『誕生日の子どもたち』の表題作が、とてもとても好きで、村上訳のおかげでここまで好きなんじゃないかという気がしているので、すごい作家なのだろう、と思っています。たぶん、ご本人の作品は今後も読まない。 きのうのノーベル文学賞の話題で思いだして、母のKindleをかりてストアで Children on Thier Birthdays をさがしたけど、残念ながら検索結果なし。そのあとAmazonで Penguin Mini Mordern Classics というシリーズで出てるペーパーバックを発見。このシリーズ、いくつかは Kindle版の商品もあるんです。ひとまず「このタイトルの Kindle 化をご希望の場合〜」をクリックしておいて、そんでまあぽちっと。3〜4週間ほどでつくそうです。のんびり待とう。 ところでこの Penguin Mordern Classics と Penguin Mini Mordern Classics のなかに、ちらほら日本作家もいましたので、母に問題をだしてみた。 The Woman in the Dunes Hell screen Snow Country Forbidden Colours Snow Country だけ、極端にわかりやすいな、と思ったけど、あれは Snowy Country だと思っていたよ。 12日(土) 2004年ごろからヴァンサン・カッセルが好きなんですけどね。その年ビデオで「クリムゾン・リバー」見て以来。「声」も好きポイントのひとつで、なんつうの、くしゅくしゅってしゃべる。や、まあ、ようするに「あまい」声なんですよ。ヴァンサン史上最薄(さいうす)だった「ブラック・スワン」のときに、あれ、ちょっと声変わった?と思ってたんですが、そこから「危険なメソッド」と今回の「トランス」鑑賞で、うん、はっきり感じましたが、声にその「あまさ」がなくなって……い……る……。声も老けるからね……と思いましたがもうひとつの可能性として、そもそも仏語がくしゅくしゅしてるんだから、ヴァンサンの英語が達者になっただけかもしらんよ、と。「イチゴ [ fraise] 」って囁いたときわりとあまかったし。ジャック・メスリーヌは、あまい声でしゃべってるのかもしれん。ううむ。 ちなみに母がシニア料金で初鑑賞した日でした。 読んだ雑誌:週刊少年ジャンプ2013年46号 見た映画:「トランス」ダニー・ボイル監督、アメリカ・イギリス、2013年 13日(日) 電車のなかで、腕に『プラトン全集』を抱えていらした白いワンピースを着た半白髪のご婦人は、どこに行かれる途中だったのか。気づいたらいなくなっておられた。「プラトン全集」で画像検索かけて、合致する青い表紙はどうも岩波書店の全集っぽい。巻数までは読みとれませんでしたけど、11巻や13巻くらいの厚みだった。 先月台風18号の接近にともなって流れてしまった予定の、しきりなおし。ほぼ2年ぶりに会う友人と、東京国立近代美術館フィルムセンターへ、「チェコの映画ポスター」展に行ってまいりました。入場料200円。お得! 常設展もおもしろかったです。わりと無造作に映写機がだだんと置かれてて。日本映画のポスターではちょうど The Woman in the Dunes もありましたね。安部公房、読んだことないのですけど。 ポストカードはバラ売りがなくて、好きな作品がはいってたのものは品切れだったので、展覧会カタログだけ買って帰りました。あれ、カタログ上は英題が The Woman of Dunes になってるな。展示のキャプションだとどうだったかな。 14日(月) 昨夜、またちょっと風邪っぽいなと思って早めに寝ました。朝は7時に起きて、というか目を開けてまたすぐ寝て、12時ごろまた目を開けて、でも寝て、夕方何時かに母に薬飲むならなにか食べなさいといわれて返事はしたけどまた寝て、8時くらいに起きあがって野菜スープ食べて薬飲んで、また寝た。 15日(火) Hell Screen って、つまり「地獄の情景」だと思ってたけど、そうじゃない、屏風だ。 教科書に載っていた芥川といえば「羅生門」で、それ以外に読んだものといえば「鼻」と「蜘蛛の糸」、「杜子春」はよく分からなかった印象で、ほかは最近になってイエイツ「春の心臓」訳を読んだくらいです。ん、汽車からみかん投げるのは芥川? まあむしろ北村薫『六の宮の姫君』を通じての情報がおおいんじゃないかっていうところで、だから菊池寛の「順番」なんて知りもしないのにちょう恐いっていう。あとあれだ、NHKの「映像の世紀」でみた、木登りする芥川。高校の授業で見たんですが、のちほど別のクラスの友人と「芥川見た?」「見た!」「めっちゃアクティブなんだけど!」「木登りって!」って話題沸騰。あとは中禅寺秋彦のビジュアルイメージとしてって感じ。 短篇ってのはいいですね、ちょこちょこ読める。しかし本文が旧かななのに作者名が「竜」之介とはなにごとだ。この表記って、そのむかしワープロが「烏竜茶」と変換したときのおどろきよりも上。 読んだ本:芥川龍之介「地獄変」青空文庫、底本…『傀儡師』特選名著復刻全集、日本近代文学館、1971年5月 16日(水) 父のショートステイが今週は木曜日まで。ということで、台風直撃のなか業務開始までにたどりつけない人員が出ることを見越して出勤することにしました。 とはいっても、自分も電車が動かなければアウトなわけで、ニュースは一貫して「外出るな」としかいってないし、きのうの夜は同僚と「これ職場付近の東横インに泊まったほうがよかったんじゃね?」と不安を語り、出勤予定のひとへは「くれぐれも無理せずに」と声をかけていたわけなんですが、兄がだいぶ早めに車で職場にむかうというので、便乗させてもらいました。あまり雨風強くない時間帯、道路もまだ混みあっておらず、結果としていつも8時すぎにつく駅に6時半まえに到着した。45分に駅のカフェが開いたので、1時間くらい時間をつぶしました。いつもどおり営業してくれてありがとう。 さてその後職場ビル下のコンビニで同僚と合流できて、なんだか空明るくなってきたし、虹出てるし、これ自分帰ってよくね?といっていたんだが、交通網が直撃をうけたのがちょうどその時間帯以降、強風でほぼ全線ストップというありさまに。自分と同僚と先輩、徒歩とバス組のメンツが時間に間に合って、ぶじ業務スタート。そして最終的にみんなどうにかこうにかたどりついてくれたので、12時には帰りました。 18日(金) 読んだ本:『ゴーン・ガール』上下巻 ギリアン・フリン(中谷友紀子訳)、小学館文庫、2013年6月 |
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