2010年9月 |
1日(水) 8月は半殺しの季節でしたね。9月になってもたいしてかわりないようですが、ほんのりかるくなってるでしょうか、底煮え。底冷えに対応する語がないのでつくってみた、底煮え。 おやすみですがえんやこらさと都内にでました。中学からの友人ふたりとだいたい2年ぶりくらいに会いました。ここ数年、ふたりで会えば不在のもうひとりの心配が話題だった3人なのでどうなんかなあと思っていたのですが、集合してみたらなんてこたない、全員けっこうなんとでもなる現状のようだった。よかったよかった。あと外でこの3人だけで会うのははじめてでないかい、と17年めにして新鮮な気分。彼女らを知ってから生きた年数のほうが、知る以前より長くなってるんだぜ。こりゃあもうほんとに、どうとでもなるな。 ばあちゃんのおむかえがあるので自分は昼食だけいっしょして帰りましたが、うれしい時間でした。 5日(日) 9月も半殺しの季節がしばらく続くそうだ! おかげさまでなにも手につかないぜ! しかし仕事中の飲みものをあったかい紅茶にもどしてみました。7月からかっぱかっぱ冷水ばかり飲んでたので。クーラー効かせつつ内臓は冷やさないのがよいんじゃないかと思う。しかし暑い。 10日(金) 今年の夏、父のあたまから「クーラー」という単語は消えたようです。 朝から暑いなあと思っていると、のそのそ起きてきて「ヒーターをつけろ!」と叫ぶのでそんな殺生なというかんじですが、「エアコン」が「ヒーター」におきかえられているのかな。ヒーターが必要な時季になったらなにをいうのかな。そしてじっさい、リモコン操作を誤って暖房設定になっていたことが自分の知るかぎり1回はありました。ひょっとしてそのとき「ヒーターになってるよ!」と非難がましくいわれたので、「ヒーター」という単語が根深く脳みそに浸透してしまったのかもしれぬ。「暑いからヒーターつけてくれ」といわれるねじれぐあいよ。 さて台風のおかげでほのかにかおった秋の気温は、あすには駆逐されるようですが。もちろんおようふくのお店は秋展開をはじめていますが。9月は買いもの月なので、仕事がえりにうろうろしてきましたが。なんか結局、職場では常にそれなりのかっこうでいなさいよっていう空気になっとるので、おとなしくそれなりっぽくみえなくもない服装を模索中ですが。でもここのお店ではないなあーときびすを返そうとした瞬間、大好きな曲のイントロがきこえてきたのでまさかよもやこの店でこの曲が!?と思いつつ舞いもどり、曲が終わるまで無意味に店内の陳列を乱しました3回も声かけてくれたおねえさんすみませんええひやかしですすみません。 さいきん平置きのトップスたちが、両脇をうしろにおりこんでから水平方向にふたつおり、ではなく、縦のまんなかラインでたたまれてから水平方向にふたつおり、というようすでいるのが目をひくのですが、そうすると袖のあるなしや長さが広げなくてもわかるので、この時季の傾向なんだろうか。しかし一方で、タンクトップの脇1/3くらいをちょこっとおりかえしたような、そのおりかたでなくてもタンクであることはわかりますというような陳列もみかけるので、そういうアシンメトリなたたみかたが流行してるのか。 ま、そんなこんなで。 13日(月) ああ、すこしすずしい。しかし今年の気候はまっしぐらに冬へ直滑降になるんでないか。 さいきんようやっと「仕事がいそがしい」ということばに合点がいきました。しっくりこなかったのは使いどころがまちがっていたんだな。というわけで、うむ、ちかごろ仕事がいそがしいよ。めでたい。 それはそれとして、生活全体はちょっとふくれぎみというか、食費がかさみぎみというか、しごとがえりに飲みすぎというか、ひとことでいえば最適化されていないような、そんな気がするのですが、それともいまはこの状況が最適ってことなのかとか、ぽっくらぽっくら。 16日(木) おなかがへってたのがわるいんだよ。 きのうは歯医者に、きょうはいつもの通院に、父のつきそいをしたのですけれど、けさは行きの電車のなかから胃がうつろというか、いやりんご食べたんだけれど、もっとこうがっつりみっちりうめたくなって、帰ってきたららーめん食べようそうしようという気分でまんまんになっていて、まあそこそこに診察ははやく終わってはやく帰れたんだけれどすずしいせいか動きがわるくて駅のホームで薬をのませたらだんだんマシにはなってきたけどそれまでがひどかったので肩がつかれたしよーしらーめんだらーめんを食べるのだという気で地元についたら「あそこはあんまりよくないんだ」という父が「ここで食べよう」と指さす店のまえでぷつっとしてこっちはらーめんが食べたいんじゃごるあああああてめーはひとりでそこはいってたいしてうまくもない定食でも食ってろ知るかああああああああという気になった。気になったというか、実行した。つまり父をぽいちょと路上に捨ててきてしまったのであります。 そんで間のわるいことにきょうは携帯を持たせるのを忘れていたので、遺棄現場から50mほどの地点で母に電話して携帯と自宅の鍵をもってきてもらい、ぶじ定食屋のカウンターにおさまっていた父にわたして、ふたりでらーめん食ってからお茶して帰った。どうもすんません。おなかがへってたんです。 ネグレクトの理由に「らーめんが食べたかったから」と供述しても同情をかえねえなあおい、と思った一日でした。あ、あした介護認定調査だ。ぷう。 17日(金) さいきん仕事中に顔がぬるぬるとてかります。水分不足だろうか。内から外から。半殺しの季節は500mlペットボトルの水をかっぱかっぱと3本以上は飲んでましたが、内臓を冷やさぬよう今月からあったかい紅茶にきりかえました。と、さっぱさっぱ飲めないんですね。そんなわけで内なる水分も足りてないんじゃないかな。てっかてっか。 しまってある秋冬物を確認しないまま秋物おかいものをしているので、たぶん着まわしということばを見失っていると思うのですが、このまま突っ走るつもりの9月、おようふく以上にマスキングテープの新作がざっくざっく登場するのはどうにかなりませんかね。かたっぱしから買ってしまうよ。ばっさばっさ。 21日(火) あとさきをかんがえずに秋のおかいものをしているのであります。しかしきょうもあしたも暑いのであります。あさってから涼しくなるそうですけど。きっとすぐに寒くなって、秋物なぞあっというまに冬武装が必要になってしまうのだ。と思いつつも、まだ買う予定。 ところで「小花柄」とは、そも「花柄」の「花」にたいしての「小花」ですよね。 自分の買いものは通販6割くらいですけど、その通販カタログのひとつにさいきん「大花」という表記があるのですよ。「小花」と「大花」。いやそこは「小花」と「花」でいいだろ、と思うわけなんですけど。そういえば2年ばかしまえ、「ペトロール」を濃い(暗い)青の色味に使用していたのもこの通販会社さんだ。「ペトロールブルー」というのも、べつにそういう「色名」があるわけではなくて、特定の商品の色バリエーションとして使用されてるらしいのでほとんど固有名詞だと思うのですが、しかしそもそもどういう由来で「ペトロールブルー」なのかわからないな。「テレピンブルー」じゃだめか。着色にペトロールが使用されてるのか。 あとは近年それ単独でも「色」と認識されつつある「カーキ」「チャコール」が野放図です。 22日(水) スカイダイビングがしたいときゅうに思いました。しかし自分がほしいのは落下中の体感なので、その前後をこなす気力はない。あれ、日本でもできるもの? 異国の人たちが集団で落下しながら図形をえがいている映像しか記憶にない。 そんなことを思いついたのは郵便局へ行く道だったのですが、ATMの順番待ちに特産品通販だとかそこらへんのチラシをみていたら「つぶらなカボス」というものがあった。文字の連なりが非常にかわいらしかったのでちょこっとチラシをひきだしてみて、文字のしたにあった写真を確認して、ほへえ、つぶらなカボスね、と思いつつ戻して、さてATMも空きましたと思ったところでそのATMわきのドアがひらき、職員さんがお盆に紙コップを載せてでてきて「よろしかったらどうぞ」とむかってきます。麦茶でもだしてくれるのかしら、酷暑で残暑ななかだからそんなサービスが、と思ったのもつかのま、ふるまわれたのはつぶらなカボスでした。職員さんも家族で飲んでいるらしいです。べつにそんなに興味あったわけではないのですが、チラシはもちかえりました。 「つぶらなカボス」は果肉のつぶつぶ入りですが、そのつぶつぶはカボスではなくなつみかんです。 23日(木) はははは、寒い。 しかしこないだ購入しておいたヒートテックのキャミソールに裏起毛のスウェットを着こみましたので、ぶじでした。うむ。あたたかくすごせる衣服を用意しておくのは、冬支度のため食糧をたくわえておくような、そんなじわじわした幸福を感じる。しかしほんとうに寒くなればもう「なにをどんだけ着ても寒い!」というかんじで服の見映えはどうでもよくなるんですな。暑くても寒くてもおなじか。 ゆたんぽを買おうかなあと2年くらいまえからかんがえているのですが、ちいこいサイズでプラスチックでないものってのがあまりみあたらないのである。 27日(月) くちびるのうらの口内炎がべこっとへこむでもなく、右ほっぺたのふきでものがぽぽぽっと腫れてくるわけでもなく、ただただ休火山的に不穏を孕んで、なかなか治らないのでありました。 きょう電車のなかは暖房ついていたし、最高気温が20℃に達しなかったし、くちびるが乾いてくるし爪も割れそうだし、ううむ、冷えと乾燥から身を守らねばならぬというところです。ところで最近やたらと屋内でやもりに遭遇するんですけど、うちはいつのまにかやもりの巣でも抱えこんだのだろうか。あきらかにサイズが2種類なので親世代子世代がいるような気がする。やもりって群生するんだろうか。 ちっこくて色も淡白で見た目にやさしいため「やもりっちゃん」と呼び習わしているのですが、出現頻度が高くなるとそうそう楽しんでもいられないような気が、しないでも、ない。 |
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