2013年8月


17日(土)
夏休みをわりと満喫してますよ暑いなあ。

さて、叔父もひとつき近くはいってたICUから生きたままでてきたし、特養の祖母ふたりはおだやかに過ごしているようだし、父はショートステイをいやがらないし、一日一日をちゃんとやりすごしてゆける環境になっています。週1で都内まで様子を見にいく母の負担をかんがえると叔父が生きのびたのはどうかと思うし、父の週末のショートステイはもう一日のばしたいところですけど、いまはこれが最適解なので、このなかで最大限自由度の高い生活を組みたてていけばいいのです。

そんで気づかなかったけど、仕事でけっこうよゆうがなかったようで、この夏休みのおかげでだいぶ軽くなりました。友人たちに会えたり会えなかったり、15年ぶりくらいにライブに行ったり、映画にいったり、ウィンドゥショッピングをしたり、なんだりかんだり。基本的にひとり上手なのでひきこもりがちなのですが、外に出かけて人に会うのもよいものだ、うん。

映画とか本とか、見たもの読んだものの記録を自分はいったいまとめたいのかまとめたくないのか、さっぱり分からない感じですが、まあいいじゃん。


18日(日)
世界陸上の4×100Mリレー決勝見てから寝るよ。


19日(月)
そんなわけで世界陸上の4×100Mリレー決勝見てから寝ました。4×100Mリレーを「4継(よんけい)」、4×400Mリレーを「マイル」と呼びますが、この呼び名がなんだかとても好きです。で、ほんらい「マイル」は1600メートル=約1マイルのマイルなので発音もそれに準じると思うのですが、なぜかフラットな発音で読んでしまいます。バトンパスは4継よりマイルのほうがなんかハラハラする、ていうかイライラがたまる。


20日(火)
炭酸水とまぜるだけでかんたんモヒート、というものがありますね。で、アイスボックス(グレープフルーツ味)+モヒートの素+クラブソーダ、をあおったら、やや時間差でものすっごい酔いがまわっているので、いまかなり、いろいろ、あやういです。ペリエで稀釈中。Love Never Dies のラミンとシエラverをBGMにしてるので、よけいにテンションあがっています。BGMか、この場合なにが主体なんだろう、なんのバックグラウンドだ? とりあえず酔いにまかせてキーボードを叩いてみる。

↑から1時間くらい経ったでしょうか。本日たまたま、母が家でいちばん古株のデスクトップ端末の中身整理を行っておりまして、そっちに残っていた自分のフォルダを確認したんですがまー、2002年のサイト日誌がまだ保存してありましたよ! わっふい! 二次創作に関しては、該当端末から削除して自分のノート端末に移し、その後ノートが壊れる、ということでほぼ全滅してるんですが、それ以外についてはあらまあ、残ってるものですねー。学生時代ですよ。教習所通ってますよ。あ、免許更新行かなきゃ。

というわけで、いっきに懐古な気分になって、以前ちょっと試したweb archive にむかしのサイトのアドレス打ち込んでうひゃひゃとしている。だいたい目次までは飛べるけど、中身までいかない。そして目次のタイトルをみても本気で書いた内容を忘れているのがいくつかありそうで、びっくりする。

と 思 っ て た ら 中 身 ま で サ ル ベ ー ジ 可 能 な や つ で て き た 。

あの、ちょっと、2002年あたりのテキスト保存しまくってきます。


27日(火)
サルベージの途中で端末が2度青いDOS画面になって強制終了したあげく、タッチパットが使えなくなりました。なにが起こったのやら。しかしojiji.net上にあげていたものはほぼ保存できたのでよしとします。

さて、24日は暑気払いオフでした。午後の部(東京ステーションギャラリー)と夕方の部(お食事)で、たのしかったー! おいしかったー! みなさまいつもありがとうございます。

さて、大野麥風展です。展示は三部構成になっていたと思うのですが、そんで三部めが本丸「大日本魚類画集」で、本につけられた「解説」も読めるようになっている作品(版画)がございます。そして、その「解説」がですね。やたらと存在感があったわけですよ。「田中茂穂」のものはともかく「上田尚」のが、なんか、おかしい。思わず会場はじめにもどって、この「上田さん」がなにものか探ろうとしたのですが、あろうことか「釣りに詳しい」としか書いてなかったんですよ。

「日本魚類学の父とされる田中茂穂が、魚の生態や各地の方言に関して、また釣りに詳しい上田尚が、魚の釣り方や調理法について書き綴った解説が各回とも付けられている」
(図録『大野麥風展 「大日本魚類画集」と博物画にみる魚たち』59頁より)

「日本魚類学の父とされる」に対して「釣りに詳しい」とはこれ如何に。しかし上田さんの解説がたいへんおもしろいので、田中氏の解説がついてるとちょっとつまらないっていきおい。上田さんすてき。カフェショップで図録の見本をめくりながら「上田さんの文は載ってないのか、上田さんは」とつぶやいていたら、ちょうどレジへ向かう男性が「載ってますよ! ばっちり!」と力強く教えてくださったので、「あ、ありがとうございます!」と購入決定です。

チケット・チラシになっている「フグ」に付けられた文章なぞ、これはもう短篇小説の趣。

 舟のいけまに、フグとイカとを雑居させると、イカはフグをブイかと思つて抱きついて、コロンしたあげく、フグはぷくりと、腹をふくらませて、イカをふり放さうとあせる。フグはまたよいご馳走がと、イカの足をくひちぎる、イカは忽ち得意の墨汁を吐出して、忍術雲がくれをきめる。うつかりのぞいた釣手の顔にも、そのとばつちり、それでもイカには怒らずして、フグをすくい出すや、それこそ「不倶戴天の仇」とばかりに、舟板にたゝきつける。フグも観念してか、僅に口の中でブツぐちるのみ。いさゝか可愛いさうにもなる。
(同107頁より)

なに言ってんだ上田さん。


30日(金)
体脂肪測定機能つきの体重計に、おまえの四割はあぶらだってゆわれる。

「ゆわれる」とか若干ぶりっこしている場合じゃないですね、ないですよ。最近おそろしいことに気づきましたが、食べたらふえるけど、食べなくてもへらない。

体重って変動するじゃあないですか、±1sとか誤差っていいますか、2sくらいは変動幅があって、食べすぎたときは増えるけど、その分食べないでいたら減る。それが崩れてきている……! もう食べないだけじゃなく、運動などで筋肉をつけていかないといけない時分なのでしょうか。運動したくないからひとまず……ひとまず、ええと、なんだ。食べたいときは食べたいし……。まあ食べなくてもいいときは食べないほうがいいんだけど……。「ヤバいな!」と自覚しただけで問題解決の第一歩なんだよ!と思いつつ、第二歩を進めたことはめったにありませんね。でも四割あぶらみたいだし、どうしようか。

先だって水曜日のおやすみに、免許更新にゆきました。5年まえも思ったかもしれないんですが、免許センターの更新手続きの、あの人力オートメーションっていうんですか、流れ作業ってほんらい悪いことばなんでしょうけど、そうじゃなくてもう手際のよさを徹底したうえでの流れ作業に流されていくようなあの感覚、好き。更新手続きカウンターにハガキを差し出してから講習会場に到着する10分足らずのあいだに「ここで働かせてください!」とか思うくらいに虜。建物の佇まいも好きです、どきどきします。

きょうはけっこうひさしぶり?と感じられる「痛い」暑さの日で、ほんと陽射しがあいたたた、なのですが、ちょっとまえからヒグラシ鳴いてるし、母はツクツクホウシきいたっていうし、8月はあしたで終わりだし、このあとなが〜い残暑を経て冬に突入ですね、わかってる。秋物のおようふくの出番なんてないんだ。

セミはどうも、「鳴いてる」んじゃなくて「鳴ってる」気がします。



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