2013年4月


6日(土)
というわけでメフィスト(2013年Vol.1)が届いたので、おおずいぶん小奇麗な雑誌になって、と思いました。自分が知ってる時代は季刊です。ピラミッド・水野の話が掲載されてたりしました。なんとなれば清涼院流水のJDCシリーズはそれしか読んだことありません。どういう話だったかおぼえてないのですが、ピラミッドが出てきたような、出てこなかったような、もしかしたらピラミッドが出てくるクリスマス・水野の話だったのかもしれません。小奇麗になったメフィストはファウストっぽいです。ファウストはなくなったのか。とくに調べてないですが、調べればすぐにわかることはわかる。

ところで土日で父がショートステイにいってることもあり、母がようやく積読に手をのばせて、めでたい。

仕事帰りの自分と合流して映画でもみていこうか、と話していたんですが、なにぶん夕方から雨風はげしいっつうことで、そちらは断念しました。うっかりしてると「ジャンゴ」が終りそうだ。


8日(月)
1月に「当分のあいだ休業」します、といっていた店が、ようやく明確に「4/20まで休業です」とお報せしてくれたので、ほっと胸をなでおろすのである。そこがあいてないせいで、家帰って缶チューハイな日々なんである。店が再開したらそこで酒飲んで帰るので、まあ、アルコールを摂取する、という現象としてはおなじなんですけど。おまけに家じゃないから煙草ものむ。そしてあぶらっこい一品を頼んで食べてる。あれ、健康にも財布にもやさしくないことばかりだ!

しかし外で飲んでくると、レ・ミゼラブル25周年記念コンサートが見られない(聞けない)。映画は最寄のシネコンで、1日1回とはいえいまだに上映しているのですよ、すごいね。ハドリー・フレイザーのためにもっかい見ておくかと思いつつ、実現してない。もともと母は、最初に見たときから投降を呼びかける軍士官さんがよかったーと言っていたのですよ。毎度ですが、いま現在も記念コンサート流してますよ。

きままにワールドトリガー、第9話感想。
迅さん! 迅さんだ! 名まえの漢字かわったけど実力派エリート迅さんだ!】 正直、これだけで今週はじゅうぶんなのですが。キャラクタそれぞれが、自分の実力のおよぶ範囲のことを誠実に遂行する、という非常にストレスフリーな展開。好き。あとは腕章のデザインちがいについて、いろいろ考えるのがたのしいのである。

もいっちょ、暗殺教室、第38話について。
右妻鷹之丞! 右妻鷹之丞じゃないか! というだけではあんまりなので 【「ぬるり」は鷹岡の気配?と思ったけれど、イトナの回でもシロが渚を気にしている描写があったので、そのまんま渚の持つ「なにか」なのだろうか。なんだろうか。たとえば先生の素体ちゅうもんがあったとして、それと限りなく近いDNAだかをもっていて、触手細胞(なんてもんがあるとして)に適合できる体質だとか。いっそE組は代々どっかの研究機関に細胞を提供させられてたとか。でもそういう展開だと、「とっても頼りになる教育熱心な先生を殺します!」っていう作品の根幹の「なんだそれ」感が削がれてしまうので、うーんと、だから、なんだろうね? 手首に巻いてるやつとか、謎の髪型とかに、キャラ識別以外の意味でもありますか?

さてまあ、葦原大介が掲載されてるので毎週買う、という宣言を実行している週刊少年ジャンプなのですが、先々週くらいから『黒子のバスケ』をちゃんと読んでいる。先週本屋で立ち読み用1巻の冒頭を読んだのですが、物語の起点がおもしろいですよね。「一度終った」ところからはじまってるかんじが。で、現在はその「終った」時代の回想なので、ずっと追ってる読者にとってはもっとおもしろいのだろうなーと思いながら読んでます。

でもこの先単行本集めるとしたら、同じスポーツものでも『ハイキュー!』のほうになる気もするのだ。


24日(水)
叔父がちょいまえに手術をしまして、手術自体は以前から実施が決まっていたんですけど、全身麻酔するからさきに虫歯を治せとかそんなんやってるうちになんかズレこんできてて、そんで伯父と母がなんだかんだとかりだされ。透析患者の開胸手術ってめんどくさいなあとか、たいへんだなあとか、ていうか心臓の手術ってすさまじいというか、手術中の患者はなんていうか、かぎりなく死んでる状態なんじゃないかってかんじですが、なにがめんどうって、術前も術中も術後も、家族が行って説明きいたり待機したりしなきゃならねってところでして。まあそりゃあ、後始末ひきうける人がいない状態で患者が死んだら病院も困るんだろうな、と思いつつも、結局は「同居の家族」、もっというと「伴侶」を想定してのはなしだよなあと。だからこのままいくと、自分が六十歳近くなって手術とかになったら、兄に来てもらわなきゃいけないという。うわあ、めんどうかけるな……。

そんなんで母がすごく疲れていると思うのですが、顧みて休日の自分はなんか、ものすごーく、なにもしていない、非生産的なかんじに堕してるわけで、瞬間的に「これではだめだ」と思うものの、それほんと「瞬間」だけ思うので、うん。なにもしてない。なにかしたいことがあってできていない、という状況ではない気がするのが問題。問題? うん、問題かな。きょうは車に乗ってかたやきそばを食べにいきました。

殊能の『ハサミ男』を読みかえしたら、「ショスタコーヴィッチのピアノ三重奏曲第二番」が出てきて、あれ、いまの自分はこの文字の並びを知ってるぞ、と確認したら、うん、2011-2012シーズンのカロリーナ・コストナーのSPだ。シーズン通していちばん好きでした。クラシックの曲の名まえってよく分からないんですけど、たぶんもっと詳細にいえば「ピアノ三重奏曲第二番ホ短調作品67第4楽章(アレグレット)」とかになるんですかね? とにかくあのSPは最高です。楽曲はこちらです。これでどうやってスケートするの?と興味がわいた方はこちらもぜひごらんください。なーんて。

あ、これね、ワールド時の演技でね、ジャンプでSPの規定を満たせなかったミスがあるんだけどね。あと「ここはジャッジ席側からの映像を!」ってカメラワークもあるんだけどね。いちばん最初のバイオリン(たぶん)をはじく音に合わせた足のちょっとした振りがいちばんきれいに見えるので。ユーロスポーツって出てるけど、何語しゃべってるんですかねおじさんたちは。レオノワとかマカロワとか言ってたけど。演技開始時はちょっとだまってて。ああそれで、じゃあ麻耶の『木製の王子』もいま読んだら知ってる曲があるかな!と目を通してみたら、「魔法使いの弟子」があった。しかし「魔法使いの弟子」がどんな曲だかおぼえていないの。というか、どんなプログラムだったかおぼえていない。うーん。

「なにもしていない」焦りは、たんに「映画館に行けていない」焦りなのかもしれないぞと、気づきました。



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