2011年9月


7日(水)
ここんとこ、漫画や文庫本をさくさく買っては読んだり積んだり読み終わったりしているわけですが、ひとまずここ2日で購入した漫画リスト。

・緑川ゆき『蛍火の杜へ』愛蔵版(2011年9月、白泉社)
表紙(カラー)がひさしぶりに全コピック塗り(一部エアブラシ?)かと思ったけど、『夏目友人帳』単行本表紙を見直してみると、べつにひさしぶりなわけではないのか。カバー紙の素材がちがうせいか、ちょっと感じがちがってみえましたの。それはそれとして、『あかく咲く声』がはじめてLaLa本誌に掲載されたときのカラー扉の「絵の具」っぷりの衝撃がいまだにあるというか、そのあともう一本読みきりはさんでめでたく初連載にとなったわけで、その第一回のカラーにはコピックとカラートーンが使用されておりほっとしたというかそういう気持ちをもちまして、その後別作品の単行本内で「カラーは結局水彩に落ちついた」ってことを言っていた、そんな意識がずっとのこっていたけれども、そんなことはどうでもよかろう。松蓑である。書きおろし「蛍火の杜へ 特別編」である。松蓑なんである。もらい泣きというのはちょっとちがうかもしれないんだが、いじらしくてかわいらしくて泣いてしまうんじゃこっちも。柿を食べてしもうたんじゃ。か、かわいらしすぎる。どうしてくれようか。ぜいぜい。ところで上記別作品はたしか『緋色の椅子』でしたが、自分はこっちを全12回くらいでアニメにしてほしいと思っていたんですが、いるんですが、どうでしょう。

・山田ユギ『誰にも愛されない』『最後のドアを閉めろ!A』(2007年1月、2007年11月、リブレ出版)
両方とも新装版。でてたのは以前から知ってたのですが。読んでない部分を補完。『おひっこし?』以後、BL以外の作品は出てないのかな、どうなのかな。たぶんなに描いてもおもしろい。ああおもしれえ。もう大好き。とかいいつつ上記3作品以外は読んだことないのである。あ、うそ、『夢が叶う12月』(短編集)読んでた。ちょうおもしろかった。それはそれとして、大田原明男(45)オチは斉藤オチと同レベルまで引き上げてくれてもよかったのだ、よかったのに。長谷川と上野のおはなしはどっかで続いていたような。

・吉村明美『夢の真昼』@、A(2007年12月、2008年12月、小学館)
母が職場の友人からかりたflowers 10月号にひさしぶりに掲載されていたので。たいへん好きな作品なのだけれど、単行本を買おうと思ってはじめてタイトルを意識した。そっか、こんなタイトルだったか……。イメージとしては「婆さまといっしょ」とか「婆さまとすずめ」とか「婆さまが跳躍」とか……。flowers 10月号といえば、萩尾望都があいかわらず、すごい。

・さぎり和紗『12時の権力者B』(2011年8月、宙出版)
ネット(および個人誌)で発表していたストーリーを第1話から再構築しているため、以前のかたちを知っていると「展開、はえええ!」となります。まだ3巻なのにーってところですが、きちんと第11話が「イレブン」、第12話が「トウェルヴ」ですな。そしてこれ、話の焦点をきちんとトウェルヴに合わせると必然的に展開はやくなるよな。どっちが良かったということではなく。もう描かれないのかな、と気になるエピソードはあれど、そもそも作者さんのなかに合った大筋の骨組みはこっちが近いんじゃないだろうか。ネット発表されていたものは、ある意味寄り道寄り道しながら進めていって、肝となる展開をどどーんと迎えて第一部っていうかプロローグ終了、みたいな感じだったので、こっちのが商業用に洗練されたというか、商品として「正解」だとは思います。それにしても、展開はえええええ! ナインがやっと名まえだけでてきた! そして魔王は本編にどうからむのかさっぱり検討つきません! そもそも外伝においても存在の定義がオープンされていなかったというのに!



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